【上海】 ゴミの分別は新ビジネスチャンスになるか

生活環境
スポンサーリンク

ゴミ捨て代行をネット予約するのがブームに

最近「上海家計廃棄物管理規則」が正式に施行され、最も厳しいごみ分類対策が上海で始まった。

上海の住民はゴミの分別活動に対してある程度心の準備ができているため、さほど『強制』されているとは感じていない。同時に、鼻の利くビジネスマンは新しいビジネスチャンスが見つかって喜んでいる。

ゴミの分別ビジネス

蘇寧大学のデータによると、6月25日から7月2日にかけて、苏宁拼购(Su Ning Pin Gou)では分別用ゴミ箱の売上が前月比で157.4%増加した。

分別用ゴミ箱の購入以外では、ゴミを分別するのが難しいと感じた人々が、生ゴミ粉砕機を購入することで、分別の手間を省くことを選んでいる。

蘇寧大学のデータによると、6月25日から7月2日にかけて、廃棄物処理器とゴミ分別ラベルの売上がそれぞれ前年比6528%、235%増加したという。

決まった時間と場所にごみを捨てなければならないというルールに頭を悩ませる人も多く、朝九時から夜九時まで働く人間であれば、まずゴミ捨ての時間に間に合わない。上海ではサラリーマンが多いため、代わりにゴミを捨てるサービスが生まれた。

上海のあるコンビニエンスストアのドアにはこんな広告が貼ってある。

『1階と2階の住民は月額30元、3階、4階は月額40元、5階と6階では月額50元』

この手のサービスは住民も便利になるうえにコンビニの収入にもつながる。

出前アプリのウーラマ(饿了么)もゴミ捨て代行のサービスを開始した。上海在住のユーザーはウーラマアプリ上でこのサービスを活用することができる。1回13元で、対応可能な距離は3㎞以内である。

ゴミの分別が新しい職業「ゴミ収集ネットワーカー」を生み出した。

報道によれば、上海の南京西路のオフィスビルではたらくとあるゴミ清掃員は、空き時間にスマホ上で注文を受け、周辺住民からリサイクルゴミを回収しにいくという。

この清掃員によると、3ヶ月近くにわたり「ネット上でゴミ収集」を行っており、受注も増えているという。

スポンサーリンク

リサイクル業界で広がる競争と市場規模

AlipayとWeChatは7月1日までに様々な「ゴミの分別」にかかわるプログラムを始めている。

Alipayは「都市サービス」のなかで「ゴミ回収」という項目を設け、家電・デジタルゴミの収集、生活ゴミ収集、大型ゴミの有料収集などのサービスを展開。

環境保護企業の創業者・徐鵬(シュー・ポン、Xu Peng)氏はAIゴミ分別に関する事業を計画している。

『我々のプロジェクトは、地域社会、病院、大学、政府機関、工業団地の廃棄物を資源に変えるプロジェクトです。ナプキン、箸、弁当箱、おむつ、自然分解する繊維製品など、1トンのゴミを80%から92%に減らすことができます。1トンの生ゴミで約100~200kgの有機肥料を生産します。』と語る。

同時に、一部の企業間では、再生可能資源回収設備を通した競争が激しくなっている。スマートゴミ分別設備がリサイクル資源である紙、繊維、飲料ボトル、金属、プラスチック、ガラスなどをはじめとするゴミを分別するようになる。

2019年から全国の都市で全面的にゴミの分別を開始し、2020年末までには北京、天津といった46の重点都市で基本的な『ゴミ分類』処理システムを構築する狙いだ。

一部の業界関係者は、市場は来年200億元から300億元にものぼり、10年以内に産業規模は2,000億元から3,000億元に達すると予測している。

近頃はゴミ分別ブームで将来の市場予想も明るくなってきているが、実際のところ中国はすでに19年間ゴミの分類について取り組んできているのである。

この道では、必ずしもすべてがうまくいくことはなく、既に多くの企業が負担に苦しんでいるのが現状だ。

2019年7月16日、人民網の記事をもとに編集。

コメント

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。
タイトルとURLをコピーしました