【2018年版】中国はデビットが圧倒的主流 クレジットカードの普及率とは

金融・経済

この一年間、中国ではカードを所有する人がかなり増えた。

6月14日、中国銀行協会主催の『【2019年】銀行カード専門委員会の年次総会』において、中国カード産業の発展に関するブルーブック(2019年版)(以下、ブルーブック)が正式に発表された。

ブルーブックによると、2018年にカード発行枚数は加速し、累計発行枚数は78.3億枚(前年度同11.4%増)にものぼった。2018年の銀行カード取引額は789.6兆元(前年度7.5%増)と大幅に回復した。

一方、中国の銀行はカードリスク管理を強化し続け、カード詐欺リスクは2018年も低下を続け、詐欺率は前年比0.2BP低下の1.16BPとなった。

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中国のデビットカード保有数は約5枚/人

2018年末現在、中国のカード発行枚数は78.3億枚、うちクレジットカードは9.7億7枚で、2017年末の22.8%増。クレジットカード契約者の維持率は73.2%と安定している。

クレジットカードの発行枚数は0.7枚/人、デビットカードの累積発行数は68.6億万枚、2017年末に比べて9.9%増。

デビットカードの維持率は66.8%、デビットカードの発行枚数は4.92枚/人だった。

取引状況から見てみると、2018年の中国の銀行カード取引件数は2103.6件(前年同40.8%増)、取引額は789.6兆元(前年度7.5%増)となった。

このうちクレジットカード取引は、前年度24.9%増の38.2兆元、デビットカード取引は751.4兆元(前年6.7%増)となった。また、銀行カードの普及率は49%に達し、5年連続で増加した。今や2人に1人がカードを保有している。

市場の状況からみてみると、2018年の中国では銀行カードの受け入れ態勢が改善し、国内加盟店は2,733万件(前年比5.4%)、銀聯カード(UnionPay)は2,637万人(前年比12.8%増)となった。

「現在、市場における規制の水準は高まり続けている。フィンテックや、キャッシュレス決済はより進むにつれ、カード業界が発展していく機会も生み出されている。」

金淑英氏(チン・シューイン、中国銀行協会・常勤副主任)は、

近年、規制当局は金融業界の規制整理により力をいれていると語り、

  • ビッグデータ・クラウドコンピューティング・人工知能・ブロックチェーン等、最先端技術と金融の統合による、サービス向上
  • 顧客・取引情報を通じた、ローンをはじめとする分野のリスクデータの深化
  • カードに関する顧客との情報非対称性を解消、取引コストを削減

上記の3点に関しても注力していく必要があると指摘した。

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人民元が決済手段として一帯一路へ広がっている

金淑英(チン・シューイン)氏は市場開放に関して、

中国は決済産業の開放をさらに加速させるために、人民元の越境決済システムを「一帯一路」沿いにある41の国と地域ですでにカバーしていると述べた。

2018年中央銀行は、《人民元の越境ビジネスをもって貿易・投資円滑化をより一層促進する政策に関する通知》を発行した。

国境を越えた支払いに人民元を使用することを奨励すると同時に、外資系金融機関の中国における政策が新たな一歩を踏み出している。

決済業界のオープンパターンは、銀行カードの国境を越えた協力のための新しい機会を提供します。

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1件当たりのカード犯罪金額が増えている

リスク管理に関してブルーブックでは、

中国のクレジットカード残高と損失率が2018年に増加したことを示している。

クレジットカード残高は前年比23.2%増の6.85兆元、クレジットカードの損失率は1.27%(前年比10BP増)となった。

カード詐欺のリスクは減少し続け、詐欺率は1.16BPで、前年比0.2BP低下している。

新技術が決済業界の発展をリードし、支払い環境がますます複雑化しつつあるなかで、決済分野にまつわる犯罪も増えていることに気をつけなくてはならない。

カード犯罪件数は前年比で減少しているものの、巨額な事件が増えている。

警察の捜査局によると、2018年に国家公安局が調査したカード犯罪は合計25,000件、前年比で約30%減少したが、事件総額は2017年に比べて急増しているようだ。

また、モバイル決済の急速な普及に伴い、ATMやPOSに関するものからスマホアプリやオンラインショップに関する犯罪へと変わってきている。

2019年6月16日 、中国保険報の記事をもとに編集。

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