中国618セールにみる、EC市場

金融・経済

オンラインショッピングの再急増は、中国の消費の大きな可能性を反映している

2019年6月20日、人民網の記事をもとに編集。

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今年の618祭、1111祭を大きく上回る

『618キャンペーン』の幕がおりたばかりだが、今回はいつもかなりの盛り上がりを見せる『1111キャンペーン』に次ぐ大きさの規模となった。

――6月1日0時から6月18日24時では

京東の受注総額は2,015億元にのぼり、前年比で26.57%増加。

――6月18日14時現在

Tmall 618キャンペーン期間は、100以上のブランドが2018年の『1111キャンペーン』の売上高を更新し、最大では40倍以上の成長を遂げた。110以上のブランドが1億元以上を売り上げている。

– 6月18日、越境ECプラットフォームNet Ease Koalaはわずか101分で、昨年度『618キャンペーン』の初日売上を破った。

――6月1日から6月18日午後6時までの間

蘇寧(スーニン)オムニチャネルは前年比で133%増加し、そのうち家電製品の受注は前年比で83%増加し、スピード注文に関しては前年比で245%増加した。

一連のデータからわかる通り、オンラインショッピングの売上高の急速な成長の裏では、消費そのものが中国経済を円滑にあらせる「バラスト石」の役割を果たすようになってきており、絶えず大きな原動力であり続けていることを示す。

消費の質が高まり、高品質ブランドがより人気に

近年、オンライン小売業界の継続的な改善に伴い、消費者はオンラインショッピングの際にもはや価格だけではなく、品ぞろえ、高品質、個性に寄り添ったものや定型化されたものを追求するようになっている。

ワイヤレス掃除機、家庭用無線美容機器、電動歯ブラシなどの小型家電は、今年の618キャンペーン期間中、Net ease Koalaファクトリーで最も人気のある消費財カテゴリーとなった。 Tmallでは、ナマコやステーキなどの高級食材に人気が集まった。

物品の消費だけでなく、サービスに対しても消費が急速に増加している。

京東の関係者によると、618期間中は、サービス売上高が通常に比べて73%増加したという。

前年と同様に、輸入品は依然として人気があり、売上高は大幅に増加している。

618期間においては、

英国家電ブランド「ダイソン」の売上高は前年比9.9倍、

米国オーディオブランド「ハーマンカトン」の売上高は前年比2.5倍、

日本のエレクトロニクスブランド「カシオ」の売上高は前年比7倍近く増加した。

盛り上がりをみせる国内ブランド

データによると、Tmall「億元クラブ」のなかでは、中国ブランドが60%近くを占め、

蘇寧(スーニン)の売上トップ5のブランドもすべて中国ブランドが総なめした。

調査報告書では、市場調査機関のアイ・ルイ・コンサルティングは、

「急速な経済発展に伴い、品ぞろえが豊富になり、ファッショナブルなものがより多く広がっていくようになっている。人々はもはや『生産能力』をだけではなく、『日々の生活』の質を追求し始めている。」と指摘した。

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郊外マーケットが今まさに伸びている

近年、主要なECプラットフォームは、三級・四級都市以下の地域へのテコ入れを加速している。次に大きな市場となるのは、小さな町や広大な農村地域となる。

相対的にみると、一級・二級都市の発展は十分できているため、将来の消費成長の可能性は、より広い範囲の小さな町や農村市場に託される。

商務省のデータによると、2018年の農村EC小売売上高は1.37兆元に達し、前年比30.4%増加した。このうち、地方市場の消費財の小売売上高は前年比10.1%増加し、都市部に比べて1.3ポイント大きく上昇した。

現在、中国郊外の人口は全人口の70%近くを占めている。

蘇寧易購の調査によると、3Cや家電などといった類の商品のシェアの少なくとも40%がそこに集中しており、市場規模は約9,000億元にもなり、巨大な消費の可能性がある。

今年の618キャンペーンでは、再び「小さな町の若者」の強力な購買力が立証された。

アリババが公表するデータによると、618キャンペーン中、Tmall売上高が上位10都市はほとんどが三級以下の都市だったという。

そのうち、成長率が104%の新疆北屯市は第1位、山東青島と新疆トゥムシュクは2位と3位となった。

「今のところ、今年の京東618からわかるように、低級都市の消費がより活発になり、受注増加額は全体の2倍にとなった。」と京東関係者がこの情報を明らかにした。

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ライブ配信が購入を押し上げている

新たなセールスモデルが登場

2019年も、オンラインショッピングは依然として消費の主な原動力となる。

中国社会科学院が6月18日に発表した中国社会科学院の電子商取引報告書によると、中国のオンライン小売売上高は今年上半期も増加を続けており、ネットワークを通じて新たな消費を創出している。

このレポートによると、昨年末までに中国のECユーザー数は6億1000万人に達し、SNSがもたらしたアクセス数により、ユーザーの数はさらに増加し続けるだろう。中国のEC小売売上高は今年10兆元に達し、2020年には12兆元を超えると予測されている。

消費者がパーソナライズされ、多様な需要傾向がうまれるなかで、ライブストリーミングというプラットフォームは革新的な販売モデルだといえる。

ライバー、広告主、顧客をオンラインリアルタイムで相互につながることを助け、商品を売り込む機会を大きく増やしている。

出典:人民網の記事をもとに編集。

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